SMプレイにおいてスルーしがちだけど重要なことがあります。
SMプレイにおいては痛みを伴うこともあります。テレフォンセックスならば肉体的な痛みはなさそうですが、きつい言葉によって精神的に痛みを与えたり与えられたりすることはあります。その許容範囲を超えて我慢してもいいことはありません。
結論から先に言うとSMにおいて最も重要なのは「意思疎通」です。
つまり、なんとなくSMプレイをするのではなく、事前に話し合ってどこからどこまでがプレイとしての許容範囲なのかお互いにはっきりさせておいた方が良いです。その為には意思疎通が非常に重要ということになります。もう少しこの辺について深堀りしていきましょう。
曖昧なままプレイを行って知らずしらず相手を傷つけてしまうことは往々にしてあります。「別に嫌だと思ったらその都度言えばいいでしょ?」とお思いになるかもしれません。しかしその場の雰囲気に流されて我慢してしまったりするものです。「ここで止めてしまったらしらけるんじゃないか」なんて相手の顔色を伺ってしまうもの。それは知らず知らず精神的な負担となり、やがて関係に亀裂が生じることもあるでしょう。どの程度のSなのか、あるいはMなのか、しっかり相手のことを知っておく、あるいは知ろうとするのはとても重要なことです。
私は軽いMなので以前、S嬢にチ○ポの亀頭をつねってもらった際、痛くて止めてもらおうかどうか迷った、なんてことがありました。同時に気持ちよさもあるので、迷いに迷った挙げ句、我慢して気持ち良いと感じる方に一生懸命フォーカスしようとしました。
ですが後になってちゃんと言えばよかったと後悔しました。「ちょっと痛いからやめて」と。それが少しの痛みであったとしても、何故不快な思いを我慢してまで、楽しいはずのプレイを濁されなくてはいけないんだろうか。
もちろん悪いのは相手ではなく、ちゃんと伝えられなかった自分にあると思います。次からはもう少し、思ったことをしっかり口にだそうと決心しました。
つまり何が言いたいかと言うと、ちゃんと感情を口に出さないと意思疎通できないということです。当たり前のことに聞こえますが意識しないと結構難しいことです。日本人は特に相手の顔色を伺って自分を抑える傾向にあると言われます。ですが度が過ぎるあまり、知らず知らず関係性にひびができることも往々にしてあるのです。。
Mのバリエーションも様々
ただSM好きだと聞いただけはわからないことがたくさんあります。ただの攻め好きか、受け好きかというくくりでは情報が不十分なのです。
だって攻める手法は言葉で攻められたいのか、肉体的に攻められたいのかだけでも大きくプレイは変わります。言葉で攻められたいはずの相手に、Mという理由だけで肉体的に攻めてしまえば大きなストレスとなるでしょう。だから意思疎通はめちゃくちゃ大事なのです。
まとめ
- 意思疎通をしっかりする
- 事前に許容範囲のライン決めをしておく
- 思ったことを口にする
自分を抑えて相手に合わせることに何のストレスを感じないから大丈夫、と思ってもストレスの度合いというのは自分では把握しにくいものです。大丈夫大丈夫と思っていたらある日突然鬱病になった、なんて例はごまんとあります。ですから普段から自分と向き合い、嫌なことは嫌とはっきり言うことも時には大事だと認識しましょう。そして楽しく健全なSMライフを送っていきましょう。